緩和ケアチーム便り

緩和ケアチーム便り

2021年

2021/03/08
緩和ケア便り 3月号

第26回 日本緩和医療学会学術大会
http://jspm2021.umin.jp/

第5回インタビュー
PAL WG長インタビュー 〜第26回 日本緩和医療学会学術大会に向けて〜

慶應義塾大学病院 薬剤部
薬剤師(緩和認定薬剤師)
金子 健

Q. 新型コロナの影響でPALの公表も遅れたとお聞きしました。コロナ禍で開催するにあたってWG長としての苦労を教えてください。

例年であれば、パシフィコ横浜の会場で交流を深めるイベントなど検討しておりました。
しかし、新型コロナ感染症の状況が見通せない状況が続いています。
そのため、どのような形で開催するのが良いか、どうしたら参加者の方々が安心・安全に参加することが出来るかを検討することが一番の悩みでした。
その結果、公表が遅れて皆様には大変ご迷惑をお掛け致しました。
今回は、自宅などから参加者自身に合わせて参加出来るように、WEB上での企画とさせていただくこととなりました。

Q. PALとは具体的にどのようなプログラムでしょうか。

本学術大会では、患者さんやご家族、ご遺族の方々にもご参加いただき、多様化した社会とその声を取り入れ、その葛藤を乗り越えていく対話の場として位置づけていくことを目指して、患者アドボケイト・ラウンジ(PAL:患者家族参画プログラム)を企画しています。

PALの目的は次の通りです。

  • 患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人が、国内外の緩和医療に関する知識と最新の情報を得ていただくこと。
  • 学術大会への参加で得られた知識や情報をもとに学術大会参加者との対話を深め、緩和医療の普及・啓発・向上と患者・家族・遺族を支援する活動に活かしていただくこと。

Q.当センターが学術大会の主幹に決定した時のお気持ちを教えてください。

子供の時に新しいおもちゃをプレゼントされた時のような嬉しさでした。 

Q.金子先生が、緩和医療に興味を持ったきっかけを教えてくだい。

病棟担当薬剤師として最初に配属したのは、耳鼻咽喉科病棟でした。
がんとたたかっている患者さんが大半を占めていました。
患者さんは痛みなどのつらい症状を多く抱えており、私は患者さんを少しでも痛みから解放したい、苦痛症状を軽減させたいと強く思いました。
しかし、当時は緩和医療に精通した先輩がおらず、誰に頼っていいか分からない状況であり、独学で勉強を始めました。その頃に、大会長である橋口さおり先生と出会い、緩和医療を学びたいと思うようになりました。 

Q.参加を考えている方々へ、第26回学術大会PALのアピールポイントをお願いします。

コロナ禍のために、思うように受診できない、散歩やお買い物に行けないなど出来ないことばかりです。
そこで、参加者の皆様が、自宅でもできることをオンデマンドで配信いたします。


…圈‥也先生
(慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室 教授、慶應義塾大学医学部腫瘍センターリハビリテーション部門 部門長)

コロナ禍により、多くの病院で通院を制限、訪問リハビリや通所リハビリができない状況が続いております。そのため、本来ならリハビリを受けられたはずの患者さんの機能や能力が落ちてしまいます。
そこで辻先生には、「自宅でできる運動」などを紹介していただきます。

△気箸Α〆子さん
(がん患者向けビューティーサロン「CELENITE(セレナイト)」代表)

抗がん剤などの薬物治療の副作用により脱毛、爪や皮膚の変化など外見が変わることがあり、多くの患者さんやご家族の方々が悩み苦しんでいます。
また、マスク生活での肌荒れなど普段なら病院などで相談できることもできません。
そこで、ビューティーライフアドバイザー、エステティシャンであります、さとう 桜子さん(セレナイト)より髪、爪や肌などのケアの方法などついてご紹介していただきます。

L昊掘ゝ素契萓
(日本緩和医療学会理事長)

当学会の理事長であります木澤義之先生からは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)についてお話を伺います。
万が一のときに備えて、あなたの大切にしていることや望み、どのような医療やケアを望んでいるかについて、自分自身で考えたり、あなたの信頼する人たちと話し合ったりすることを「アドバンス・ケア・ プランニング―これからの治療やケアに関する話し合い」といいます。
これらの話し合いは、もしもの時にあなたの信頼する人があなたの代わりに治療やケアについて難しい決断をする場合の重要な助けとなります。


今回は、3つの企画をオンデマンドで観ることが出来ます。
みなさまにとってプラスになることは間違いありません。

みなさまのご参加をお待ちしております。

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