- 2014/5/12
- 緩和ケア便り 5月号
当センターでは、これまで患者さん向けのマインドフルネスの講座を開催してきましたが、今年度より毎月1回私たち自身がエクササイズを行う時間を作ることにしました。
先日、第1回を開催したのでご紹介します。
マインドフルネスとは、
意図的に、今この瞬間に、価値判断をすることなく注意を向けること
意図的に、今この瞬間に、価値判断をすることなく注意を向けること
緩和ケアに活かすマインドフルネスとして、第1回目は「レーズンエクササイズ」と「3分間呼吸空間法」を行いました。
簡単にご紹介します。
レーズンを見て、触って、匂いを嗅ぎ、食べることから気づきを得るエクササイズ
*ステップ1 気づく
座っていても立っていてもかまいません。
意識して、まっすぐで、威厳ある姿勢をとることから始めてください。可能であれば目を閉じてください。それから、内的経験に気づきを運んで質問してください。今現在、あなたの経験はどのようなものでしょうか。
意識して、まっすぐで、威厳ある姿勢をとることから始めてください。可能であれば目を閉じてください。それから、内的経験に気づきを運んで質問してください。今現在、あなたの経験はどのようなものでしょうか。
・どのような思考が心を通過していますか?
・どのようなフィーリングがありますか?
・たった今、どのような身体の感覚がここにありますか?
・どのようなフィーリングがありますか?
・たった今、どのような身体の感覚がここにありますか?
*ステップ2 まとめる
次に呼吸しているときの息が出入りするときの身体感覚に集中するように、注意を向けましょう。
腹部内の息が出て行くに連れて元に戻る腹部の感覚を感じるのです。
*ステップ3 広げる
気づきの範囲を呼吸の周囲にまで拡張しましょう。呼吸の感覚刺激に加えて、身体全体の感覚、姿勢、顔の表情も含むようにするのです。
もしも何らかの不快、緊張、あるいは抵抗の感覚に気づいたら、それを和らげて解放するようにしながら、呼吸のたびにその中へと吸い込み、呼気の旅にそこから出すように吐き出して、そこに狙いを定めましょう。「大丈夫…何であれ、すでにここにあるのだ …感じてみようではないか」
もしも何らかの不快、緊張、あるいは抵抗の感覚に気づいたら、それを和らげて解放するようにしながら、呼吸のたびにその中へと吸い込み、呼気の旅にそこから出すように吐き出して、そこに狙いを定めましょう。「大丈夫…何であれ、すでにここにあるのだ …感じてみようではないか」
マーク・ウィリアムズ他著.「うつのためのマインドフルネス実践」p.233,234