- 2013/04/5
- 緩和ケアチーム便り
放射線治療科
隈部篤寛
医療科学系大学院のプログラムの一環で、2月から2か月間緩和ケアチームをローテーションさせて頂きました。緩和ケアについては、お世話になる以前から、放射線治療医として自分なりのイメージはありましたが、やはり実際にチームに身を置いて学ぶと、その奥深さと難しさに驚きの連続でした。
終末期をどう迎えたいかについては、その人の人生観がかなりあらわれると考えます。チームのスタッフの皆様は、患者さんの症状緩和にとどまらず、その社会的背景を熟慮した上で、いかにより良く過ごせるかということに最大限に気を配っていらっしゃると感じました。また、緩和ケアへの情熱とポリシーがひしひしと伝わってきて、同じくがん患者さんの診療に携わる身として大いに刺激を受けました。
緩和ケアチームで学んだことを胸に、これからも精進して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。放射線治療という専門分野を通じて、緩和医療に貢献できるように成長していきたいと考えます。緩和ケアチームの皆様、2か月間ありがとうございました。