緩和ケアチーム便り

緩和ケアチーム便り

2013年

2013/07/09
緩和ケアチーム便り

放射線治療科
酢谷真也

この度、医療科学系大学院のカリキュラムの一環として緩和ケアチームにて2ヶ月間研修させて頂きました。経験豊富なメンバーの皆様にご指導いただき、とても充実した時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。

今回の研修では、日々のラウンド・カンファレンスを通じて、多職種が関わることにより患者さんを様々な角度からサポートし、それぞれの病状、さらには周囲の様々な環境まで把握し、患者さん全体を診たうえで柔軟な対応をするという緩和ケアのプロセスを経験できたこと、そして、その実現において、密なコミュニケーションおよび円滑なチーム医療がいかに重要かを再確認できたことが大きな収穫でした。

私は放射線治療を専門としておりますが、放射線治療施行においても放射線腫瘍医、診療放射線技師、医学物理士、看護師などの多くの職種が互いの役割を理解し尊重しあいながらうまく機能してはじめて適切な放射線治療を提供できると思いますので、今回の研修での経験をもとに、より良いチーム医療の実践を目指したいと思います。

一人一人の患者さんのニーズにあった放射線治療を提供し、緩和医療のお役に立てるようこれからも研鑽を積みたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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