緩和ケアチーム便り

緩和ケアチーム便り

2013年

2013/01/11
緩和ケアチーム便り

木村 理恵子

寒さがどんどん厳しくなっていますが、皆様、風邪などひいていませんか?ノロウィルスも怖いですね。
前回、緩和ケアチーム便りを書いてから、もう何年も経ってしまいました。
先日、当院の緩和ケアチームは正式発足から5周年を迎えましたが、時の経つのは本当に早いです。

緩和ケア外来のご紹介 診察案内画面今回は、緩和ケア外来のご紹介をしたいと思います。
去年の夏に腫瘍センターが新しい3号館に移り、緩和ケア外来も一緒に移動してきました。
患者さんやご家族は、抗がん治療の診察を待つ間や治療前に緩和ケア外来を受診され、治療への期待やつらさ、体や気持ちのつらさ、食欲がないことや逆に食事がおいしくなってきたことなど話していかれます。
他の外来と違って、待つ時間が短いのも喜ばれているのではないでしょうか。
これは、まだまだ、緩和ケア外来の認知度が低いせいなのかもしれませんが、その分、ゆっくり話を聞く事ができます。

緩和ケア外来のご紹介 診察室入り口緩和ケア外来は、入口から私の趣味満載で「ここは小児科みたい!」と言われたこともありますが、少しでもくつろげる空間にしたい思いの現れだと思ってください。
その他にも、食事が進まない方への栄養補助ドリンク見本や口腔ケア用品のサンプルなども置いています。
待合室には、待っている間に読める緩和ケア関連の本やリラックスできるようにマンガや絵本をラックに入れて置いています。

緩和ケア外来のご紹介 診察室病院に来るとつらいことばかり、悪い事ばかりしか言わない、そうかもしれません。
でも、一緒になんとかしたい、できることを一緒に考えたいと思い、院内医療者も日々精進しております。
つらい時には身近な医療者に相談してみてください。

機会がありましたら、緩和ケア外来でお待ちしておりますのでご相談にいらしてください。
緩和ケア外来では、身体を診る医師、精神的なつらさを診る医師、看護師が状況に応じて、面談させていただいております。月2回は予約制ですが、家族外来(慶應病院にかかっているがん患者さんの家族対象)も開いておりますのでご利用ください。

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