緩和ケアチームの紹介

精神科

がんをはじめとする重大の病気は、心身両面に大きなストレスをもたらします。
なぜ自分がこんな目にあうのか、これからどうしたらよいのか、家族や友人にどう話したらいいのか、など、誰にも言えずに抱え込んだり、やり場のない気持ちを感じることもあるでしょう。病気のご本人だけでなく、ご家族も思い悩まれることが少なくありません。

ストレスは次のような症状をもたらします。
「不安」の症状 ・・・ 心配事が頭から離れない、考えたくないのに嫌なことを考えてしまう、いらいらする、怒りっぽい、集中できない、そわそわして気持ちが落ち着かない、眠れない、めまいや動悸がする ・・・など
「落ち込み」の症状 ・・・ 気持ちが落ち込む、何をしても楽しめない、やる気がでない、集中できない、物事が決められない、自分を責めてしまう、食欲がでない、だるい、生きるのが面倒になる ・・・など

緩和ケアチームの精神・神経科医師は、こういった心の状態に対するケアを行います。

精神・神経科の診察は、特殊なことをするわけではありません。治療のこと、家族のこと、仕事のことなど、悩んでいること、困っていることを思いつくままにお話しください。話をすることが苦手な方もいらっしゃると思いますが、たくさん話すことが治療の目的ではありません。ご家族だけのご相談もお受けします。

治療は、相談の内容によってさまざまですが、まずは、お話をうかがい、気持ちをうけとめ、問題点を整理するお手伝いをします。必要に応じて、薬(睡眠を助ける睡眠薬、不安をやわらげる抗不安薬、気持ちを軽くし意欲を高める抗うつ薬など)を処方したり、より適切な相談先をご紹介することもあります。
治療の費用は、健康保険が適用されます。

竹内麻理医師

竹内麻理医師

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