緩和ケアチーム便り

緩和ケアチーム便り

2009年

2009/04/01
緩和ケアチーム便り

竹内 麻理

厳しい寒さもようやく和らいで、春の日差しが感じられるようになってきました。患者の皆さまにとりましても少しでも過ごしやすい季節になればと願っております。

私たち緩和ケアチームにも春に向けていくつかの動きがありました。前回に引き続き内輪の話になってしまい申し訳ありませんが、その中の一つ、私たちにとって大きな出来事はチーム専用のお部屋ができたことです。これまでチームの活動は、麻酔科外来の片隅をお借りして行ってきましたが、チームのメンバーも増え、また嬉しいことにカンファレンスに参加してくださる院内・外の先生や看護師さんも増えてきて、なんとかチーム専用の部屋が欲しいというのは私たちの悲願でもありました。

今回、多くの方々のご理解とご協力をいただいて、専用の部屋ができたことをチーム一同感謝しております。これまで置き場所がなくて箱の中にしまわれていたプリンター、すっかり忘れ去られていたプロジェクター、分散していた本や資料などがようやく定位置におさまって、それぞれの役割を果たしてくれるようになりました。この部屋が機能的でありながらも癒しの空間になるように、「アロマオイルを焚こう(一応私がアロマセラピーの資格を持っています。)」「フェルメールの絵を飾ろう(個人的な趣味です。)」と声を大にして言っているのですが、勉強熱心なメンバーの「新しい部屋ができたから勉強会をもっとやろう」「資料の整理をしよう」という声にややかき消されており、なかなか実現していません。いずれにせよ、せっかく使わせて頂けるようになった部屋を有意義に使えるようにしていきたいと思っています。


カンファレンス後の集合写真です

私たち緩和ケアチームも正式な活動を開始してこの4月で1年半になります。今後も多くの患者さんやご家族のお力になれるよう、日々努めていきたいと思っております。

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