緩和ケアチーム便り

緩和ケアチーム便り

2011年

2011/12/01
緩和ケアチーム便り

磯野 永依
けいゆう病院 緩和ケア内科医
がんプロインテンシブコース修了者

寒くなってきましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

けいゆう病院では5月から本格的に緩和ケアチームが開始し、半年が過ぎました。
皆様のご協力のおかげで体制も整い着実に活動していますが、自分自身がチームの専従となってみると改めて慶應義塾大学病院での「がんプロフェッショナル研修中」には気づかなかった細かい配慮が思い出されます。

慶應病院の緩和ケアチームは、多職種メンバーがお互いの専門性を尊重しつつ、患者さんのために熱い活動をしていました。チーム内の雰囲気がとても良くて、いつも和気あいあいとディスカッションしていた姿も強く印象に残っています。
スタッフ全員が同じ目標を持ち協力して活動すると単なる医療技術を超えて大きな成果を生み出せる、というのを目の当たりにしまして、これがチーム医療の力なのだと感動しました。

実際のところ、私にとってここまでの道程は楽ではありませんでした。
私はまだ「緩和ケアとは?」という質問に答えることは出来ませんが、慶應病院の緩和ケアチームで一つの形を見せて頂いたと思い、がん研修で得た経験は私にとって大きな支えとなっています。

皆様、くれぐれもお身体には気をつけてください。

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