緩和ケアチーム便り

緩和ケアチーム便り

2011年

2011/07/01
緩和ケアチーム便り
「始めまして」

緩和ケア認定看護師 田中 康代

4月より緩和ケアチームメンバーとなりました緩和ケア認定看護師、田中康代です。
6月20日無事に緩和ケア認定看護師の合格発表がありました。
思い返すと、緩和ケアチームメンバーの皆さんと始めてお会いしたのは3年前、まだ麻酔科外来にて緩和ケアチーム活動が行われていた頃のことです。メンバー皆さんの苦痛緩和に対する熱い想いに胸を打たれ、チームメンバーの皆さんと共に苦痛緩和を行える緩和ケア認定看護師になりたいと思い緩和ケア認定看護師教育課程を受験しました。昨年の10月より半年間、休職し勉学に励んでおりました。

認定看護師教育課程では往復4時間の通学、ひたすらレポート課題に追われる毎日で睡眠時間は2〜3時間と仕事をしている時より大変な毎日でした。そのときに想い出したのは「立派になって帰ってきて」と応援して送りだして頂いた緩和ケアチームメンバーの皆様や担当していた患者様の顔でした。今年の4月1日に復職し、緩和ケア外来で働き始めた際、患者様から「おかえりなさい」と声をかけて頂きとても感激いたしました。私は患者様から緩和ケアをされていたのかもなあと思いました。

大変だった教育課程が終了し、今は自分自身の心の緩和も必要と感じ趣味であるパン作りに没頭しています。梅雨時で天気も悪いため休日はひたすら朝から、自宅のキッチンにこもりながらパンを焼いています。最近は色々なパン屋さんが町中に増えましたね。試しに買って食べてみて美味しいと大変!!!これより美味しいのを作ろうとずーっとパンを焼き続けてしまいます。

緩和ケアとは、がんと診断されてから病期は問わずに苦痛を感じ患者様と御家族様が何らかの解決が必要と感じた時、その時が緩和ケアの開始時期です。生活に支障をきたしていること、苦痛に感じていることの緩和を患者様とその御家族と共に考え行っていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

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